肩こりについて
久しぶりの投稿となりますが、今回は“肩こり”です。
“肩こり”
なんて言っておきながら、こんな話をするのは何なんですが、
僕は、
「肩こりなんて無い!」
と思っています。
「え!?」
って思われますよね?
実はですね、あれは
“肩こり”
というよりも
“首周りの筋肉攣って(つって)いるだけ”
なんですね〜
攣ると筋肉は短くなって硬くなります。
じゃあこの“肩こり“ならぬ“肩攣り”は何故起きるのか。
それではまずは皆さんには姿勢チェックをしてもらいますね。
今の姿勢を鏡で横から見ましょうか。
あなたの『耳は肩の真上』にありますか?
正しい姿勢ですと、
『耳は肩の真上』にきます。
本来ですね、
肩の真上に耳があると、重心ってまっすぐなんです。
例えてみますよ。
皆さんボウリングはやったことはありますか?
ボウリングをやったことがある人はわかると思うんですが、
真っ直ぐボウリングの球を持っている間はそんなに重たく無いですよね?
じゃあ、
ボウリングの球を斜めにして持った途端に、
どうなりますか?
ボウリングの球を斜めにしたまま5分間隣の方とお喋りができる人はいますか?
はい、いませんね!
そうなんです。
物というのは、
“15度前に傾くと付け根の重さは4倍になる”んです。
頭というのは5〜6kgあるんですね。
て、ことはですよ?
5〜6kgある頭が前に15度傾く。
要は、
顎を前に突き出したような姿勢 (猫背)をとっている方は、
あなたの首にかかっている力は
20〜25kgです。
さぁ、
顎を前に突き出したような、
肩よりも耳が前に出ているような、
そんな状態でデスクワークをしている、
そこのあなた!
そのような姿勢で
運転をしている、
そこのあなた!
その体勢を2〜3時間もとっているということは、
頭を前に落とさないために
ずーーーーーーーっと
首、肩、背中の筋肉が引っ張っている
ということになるんです!!!!
では、肩こりと姿勢の関係について
“背中を丸めて首を前に突き出した姿勢だとボウリングの球を持つ腕と同じような負担がかかっている”
という例えとともにお話ししました。
それではこのような肩こりは、
そもそも何で起きるんでしょうか?
ズバリ普段の姿勢や座り方・立ち方のお話になってきますね。
今!!
運転姿勢で背中が丸い!
とか、
ソファーや座椅子に座って背中が丸い!
という方は、
ちょっとリビングの椅子かなんかに座っていただいて背筋を伸ばしてみてください。
肩の上に耳が来てないですか?
その姿勢ってちょっと楽じゃないですか?
ということなんですね。
「首が悪い」
とかいう方の大体はですね
腰に疾患があると言われています。
例えば、
ヘルニアとか、
分離症とか、
狭窄(きょうさく)症とか、
腰椎(ようつい)症とか。
とにかく腰に痛みがある人は、
腰が悪い人は姿勢が悪い
↓
姿勢が悪いと背中が丸くなり肩よりも耳が前につき出る
↓
首に痛みが出る
↓
肩が凝る
こういった症状が多いです。
何故なら
背中を丸くすると、
絶対に顎が前に出るからですね。
今だけちょっと、
背中を丸くしてみてください。
ほら、顎が前に出るでしょう?
人間は重心をとって立っていますので、
必ず、骨盤が後ろに倒れて背中が丸くなると顎が前に出るわけです。
ボーリングの11ポンドほどの頭を支える首の付け根に掛かる負担は4倍くらいになりますので、
20kg〜25kgのものを
ずーっと引っ張ってなければいけない
ということになります。
首にそんなことさせてていいんですか?
だからね、
首の筋肉をもうちょっと労ってあげましょう。
さて、そうなってくるとどうなるか。
首のところから神経が
頭にいったり、
腕にいったり、
背中に行ったり
します。
なので、
肩こりって状態、
つまり
首の筋肉が攣っちゃった状態ですので、
攣ると筋肉は縮みますので、
首のところから出ている神経を圧迫をします。
それが頭に行ったら頭痛になります。
それが腕に行ったら、肘が痛いとか、腕が痺れる。
これが神経痛になります。
それが背中に行ったら「肩甲骨の間が重いのよね」とか「痛いのよね」とか「息がしづらいのよね」なーんていうような状態になります。
“肩こりは万病の元”
何ていうのはどこかでよく聞く話ですが、
これは首から出ている神経が色んなところに行っているためなのです。
当院でケアしませんか?
もう一度言いますよ
“肩こりは万病の元”
ご連絡お待ちしております。