産後骨盤矯正

出産が終われば、産前のような体型や体調に戻れると考えている方も多いでしょう。
しかし、出産をすることで身体の状態は大きく変化するため、出産前の状態に戻りにくくなってしまうことは少なくありません。

また、産後の変化により、身体にさまざまな不調があらわれる場合があります。

出産で起こる骨盤の変化や、骨盤の変化が引き起こす不調についてみていきましょう。

妊娠をすると子宮内で赤ちゃんが育ちますが、赤ちゃんは外に出てくる時に骨盤の間を通ります。
そのため、出産に向けて骨盤は徐々に緩まなければなりません。
妊娠をするとリラキシンというホルモンが分泌されて、骨盤を支える筋肉や靱帯を緩めるように働きかけます。
そして、産後にはオキシトシンというホルモンが分泌され、緩んだ骨盤を徐々に戻そうと働きかけます。
しかし、緩んだ状態の骨盤で子育てが始まり、日常生活での不良姿勢や負荷が加わるようになることで、骨盤がゆがんだ状態になってしまうことがあります。

 

骨盤底筋群とは骨盤の底にある筋肉の集まりで、膀胱や子宮、内臓をハンモックのように下から包み込むように支えています。
しかし、妊娠によって骨盤底筋群に、大きな負荷がかかることで引き伸ばされていき、産後には緩んでしまった状態になることがあります。
この緩みによって、支えられていた膀胱や子宮、内臓の位置などが下がってしまい、不調が生じる場合があります。

●尿漏れ

骨盤底筋群が緩むと膀胱や内臓などの位置が下がることがあります。
そうすると、お腹に少しの負荷がかかるだけでも膀胱が圧迫され、尿漏れが起こりやすくなります。

●体型の変化

骨盤が傾いたり、緩んだりすると、骨盤内にある内臓の位置も下がってしまいます。
そうすると、下腹がポッコリと出てしまい、体型が変わったと感じるようになってしまいます。
また、骨盤がゆがむとお尻の筋肉が働きにくくなり、お尻が垂れ下がってきてしまう場合もあります。

●猫背

上半身と下半身をつなぐ骨盤がゆがむと、身体全体のバランスが崩れます。
バランスが崩れると正しい姿勢を維持しにくくなり、猫背などの不良姿勢につながりやすくなります。

産後は、休む間もなく育児・家事と大忙しです。

体型が崩れたからといってダイエットのために無理な食事制限や偏った食生活をすると、身体にも心にも悪影響になります。

一番大変な時だからこそしっかり栄養をとり、出産という大変な経験を乗り越えた身体をいたわってあげてください。

不調を抱えなら我慢していると、大きな身体のトラブルにも繋がりかねません。

そうなる前に、ぜひ当院にご相談ください。

産後の不調でお悩みの患者様の特徴

妊娠すると骨盤は赤ちゃんが育ちやすいように関節をゆるめるホルモンが出てきます。
そのおかげで骨盤が開きやすくなり、出産しやすい身体になっていきます。

問題は産後、その骨盤が自然と元の状態に閉じればいいのですが、完全に戻ることは難しく、開き気味の状態になっている方が多くみられます。

骨盤が開いていると内臓が下に落ち込みます。
内臓の機能が落ちると神経や筋肉も引っ張れてしまい、身体全体の機能も低下してしまうことがあります。

産後に多い身体のトラブルとして腰痛・足のむくみ、しびれ・冷え性・股関節痛・意欲の低下・全身の痛みなどが挙げられます。

当院での施術

当院では骨盤をしっかりと矯正していきます。

また、落ちてしまった筋力を鍛え直し、内臓の位置や姿勢をよくし出産でダメージを受けたインナーケアもおこなうことでこれらのお悩みを解消していきます。

日常生活での改善も重要になってきますので、簡単におこなえるストレッチやトレーニング方法についてもアドバイスさせていただきます。